秋田日本語教育研究会「冬の会」を以下の通り開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております!
日時:2022年2月25日(金)13:00―14:50
場所:オンライン(ZOOM)
参加費:無料
*ZoomIDは24日夕方ごろにお送りいたします。
プログラム
13:00 開会の挨拶
13:05 発表1「地域日本語教室におけるニーズ調査の必要性について考える―秋田市日本語教室の例―」宮淑、古田梨乃、平田友香(国際教養大学・秋田市日本語教室)
13:35 発表2「中級日本語クラスにおけるLearning Through Discussionの可能性」浜田英紀(国際教養大学)
14:05 話題提供「これからの秋田日本語教育研究会を考えよう」秋田日本語教育研究会運営委員
14:45 諸連絡
14:50 閉会
*閉会後の15時より運営委員の濵田典子より45分ほどリフレッシュヨガの時間を提供します。よろしければご参加ください。
お申し込みは以下のフォームからお願いいたします(締め切り2月24日(木)15時)
https://forms.gle/odL7fUP1wZ351HTLA
*発表*
発表1 地域日本語教室におけるニーズ調査の必要性について考える―秋田市日本語教室の例―
発表者:宮淑、古田梨乃、平田友香
所属:国際教養大学・秋田市日本語教室
キーワード(5語以内):地域の日本語教育、ニーズ調査
要旨:秋田市日本語教室は2020年10月からオンライン教室を開講している。当教室の講師を務める発表者らは、2021年4月に学習者に対しオンライン教室についてのアンケート調査を行った。その結果、当教室は技能実習生の参加が大半を占め、学習者は生活の日本語の習得や日本人との交流のために教室を利用していることがわかったが、技能実習生にとって既習内容である『みんなの日本語』を使用した授業は、彼らのニーズと合致しているとは言い難い。そして時間の経過と共に技能実習生らの出席率の低下が著しい。その原因を明らかにし、更に技能実習生の日本語のニーズがどのようなものか調査を行う必要があるのではないかと考える。また、どのようなニーズ調査が望ましいか考察する。
発表2 中級日本語クラスにおけるLTDの可能性
発表者:浜田英紀
所属:国際教養大学
キーワード:LTD、Learning Through Discussion、話し合い学習法
要旨:初級レベルでは文法・会話中心の授業だったものが、中級レベルになると読み物中心になり、どのように教えたらいいのか、毎回同じ教え方だと学生が飽きてしまうのではないかと思ったことはありませんか?今回の発表では、その悩みの解決策の一つとなり得るLTD(Learning Through Discussion)という読解法を紹介します。LTDは元々母語話者の大学生向けに考えられたもので、クラスメートとの対話を通して課題文を読み解く方法です。LTDを使用した実践報告は上級日本語レベルでいくつかありますが、今回は中級のクラスで実施し、その可能性を探りました。発表では、日本語学習者向けにアレンジした教材や課題についてもお話します。
話題提供「これからの秋田日本語教育研究会を考えよう」
話題提供者:秋田日本語教育研究会運営委員
*当日までの準備は必要ありません。
秋田日本語教育研究会は、2016年2月29日の第1回開催以来、はや、丸6年が経とうとしています。秋田での日本語教育についての情報共有や、研究や実践の発表の場がない、東京や大阪にまで行く交通費をかけられないといった状況の中で、何とか身近な場所で誰もが参加でき気軽に学べる機会が作れないものかという思いで本研究会はスタートしました。しかし、昨今のオンラインでの学会やセミナーの普及により、秋田からでもお金も時間もかけずに参加できる学びの場が増え、以前とは状況が大きく変わっています。これから、秋田日本語教育研究会をどういう場にしていくのか、参加者の皆さんと考えたいと思います。